【個人年金保険】個人年金保険の種類と特徴について。安全性重視?利益重視?

個人年金保険とひとことでいっても、年金保険の種類はさまざま。個人年金保険は、簡単に種類分けすると、

  • 「安全性は高いけれど、収益は低め」の商品
  • 「高い収益が見込めるけれど、安全性は低め」

という2つに分けることができます。ここでは、まず個人年金保険の種類と特徴についてご説明します。どちらにもメリットとデメリットが存在しますので、一概に良い悪いといった比較はできませんが、ご自身の資金や老後のライフプランに合わせて選択を行ってみてください。

安全性重視!生命保険会社が管理する個人年金保険

定額年金とは

定額年金は、円建ての場合途中解約をしなければ元本割れすることもなく、安定性が高めの商品となっています。貯蓄性が高い商品であることが定額年金の大きなメリットといえるでしょう。その他、一定の条件を満たすことで個人年金保険料控除を利用することができ、節税効果もあります。

次にデメリットについてご説明します。

契約時の利率のまま変動がありませんので、景気が良くなり金利があがったとしても受け取り年金額が増加することはありません。またインフレが起こり物価が上昇しても、年金額は変わらないため金額自体は変わらなくても金銭的価値としては低下するという可能性があります。また外貨建て定額年金の場合も、金額は固定ですが為替の変動により元本割れを起こす可能性があります。

定額年金の中にも、保険料を円で支払う円建てと外貨で支払う外貨建てなどさまざまな種類がありますのでご検討の際は各保険会社のリーフレット等をしっかりとご確認ください。

生命保険会社が管理し、比較的安全性が高いといわれている個人年金は、大きく分けると受け取り期間別に4つの種類に分けることができます。

保証期間付終身年金

生きている限り年金を受け取ることができ、また保証期間内に死亡した場合も残りの保証期間分の年金もしくは一時金が支払われる「保証期間付終身年金」。

保証期間付有期年金

同じく保証期間はありますが、年金を受け取る期間の定めがあるものを「保証期間付有期年金」といいます。こちらも保証期間内に死亡した場合残りの保証期間分の年金もしくは一時金が支払われることになります。保証期間は5年や10年が一般的で、保証期間を長くすればするほど月々の保険料も高額になる仕組みです。

確定年金

生存していても死亡していたとしても決められた一定期間の間だけ年金が支払われる「確定年金」。

夫婦年金

夫婦どちらかが生存している限り年金を受け取ることができる「夫婦年金」もあります。

安全性よりも収益重視の「投資型個人年金保険」

利率や受け取り年金額が決まっている上記の年金は、安全性が高い商品といわれていますが高い収益は見込めません。リスクも増えますが、運用方法によっては高い収益を得ることができる個人年金保険も存在します。それが支払った保険料は保険会社ではなく契約者本人が管理する「変額個人年金」です。

変額個人年金とは

変額年金は、年金の運用に成功すればするほど受け取り年金額も増加するということになります。また、定額年金と比べてインフレに強いというのも特徴のひとつです。同じく固定金利ではありませんので、景気が上向きになり金利があがればあがるほどその恩恵を受けることにもなります。

次に、変額年金のデメリットについてご説明します。運用が上手くいかない場合は元本割れを起こす可能性がありますし、最低保証がある商品の場合は同じ変額年金の中でも掛け金が高めに設定されていることが多いです。また変額年金は、個人年金保険控除の対象にはなりません。生命保険料控除の対象にはなりますが、他に加入している生命保険で控除枠の限度額に達している場合、使用できないということになります。

変額年金の中でも、最低保証の有無、受け取り開始前に亡くなった場合の死亡給付金の有無、解約返戻金の有無など様々な種類があります。

外貨建て個人年金保険

他にも、保険料の支払いを外国通貨、例えば米ドルやユーロなどの外貨で行う「外貨建て個人年金保険」というものもあります。この保険は月払いや年払いではなく、退職金の一部を保険料として支払う人も多く、一括支払いタイプが主となっています。

契約時に、契約満了時に受け取る外貨金額はあらかじめ決まっていますが、その後両替する際には手数料がかかるだけでなく、為替相場によっては受け取り金額が大きく変化します。つまり、保険料支払い時よりも、受け取り時が円高になっていれば元本割れを起こす可能性もありますし、その逆であれば高い収益を得ることができる可能性があるというわけです。

また同じ外貨であっても保険会社によって利率も変わりますので、複数の保険会社のプランを比較検討してみてください。

個人年金保険の選択方法とは

払い込み保険料を保険会社が管理する個人年金保険は安全性が高く、堅実な財産管理にぴったりです。また、契約者が保険料を管理する投資型個人年金保険では、リスクはありますが運用に成功した場合、高い収益を得ることができます。

老後の生活資金を得るための個人年金保険において、あなたが一番重要視しているものは一体なんでしょうか。安全性なのか、それとも収益性なのか。個人年金保険には多くの種類が存在しますが、まずはご自身が求めているものに基づいて個人年金保険の選択を行うことをおすすめします。

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