【個人年金保険】積立利率変動型個人年金保険の中身と、他の保険との違いとは

いろいろな種類がある個人年金保険ですが、その中に「積立利率変動型個人年金」という保険もあります。契約時に積立利率を決定する固定型と異なり、積立利率が変動するため、年金受け取り金額が決定していないのが特徴です。ここでは、積立利率変動型個人年金保険の内容について、また言葉のイメージから似ていると思われがちな「5年ごと利差配当付個人年金保険」や「変額個人年金保険」との違いについて説明していきます。

積立利率変動型個人年金保険の仕組みについて

保険料払い込み期間中、加入者が支払う保険料は加入した保険の種類によって様々な方法で運用されることになります。「積立利率変動型個人年金保険」では「積立利率」によって利率が適用されるのですが、この積立利率は中央銀行以外の金融機関の標準的な金利を元に変動しますので、日本の景気に大きく左右されることになります。

景気が良くなると積立利率もあがりますので、老後に受け取る年金額も当初より増えることになります。また、積立利率変動型個人年金保険には一般的に「最低保証予定利率」の設定がありますので最低保証を下回ることはありません。最低保証利率の数字は、各保険会社のプランによって異なりますのでご確認ください。

各個人年金保険との違い

具体的に、積み立て型利率変動型個人年金保険と、その他の個人年金保険との違いを説明していきます。

「5年ごと利差配当付個人年金保険」との違い

積立利率変動型個人年金保険と似たイメージのある「5年ごと利差配当付個人年金保険」。こちらは保険料払い込み期間中、加入者が支払う保険料を保険会社が運用した際に、当初の予想を上回る利益が出た場合「利差配当金」として、保険料と共に積み立てられていく仕組みです。その積立が行われるのが5年ごとというわけで「5年ごと利差配当付個人年金保険」という名前になっています。また利益が出なかった場合は、利差配当は発生しませんし、一般的に配当金のみを途中で引き出すこともできません。

積立利率変動型個人年金保険は、日本の金融機関・日本の景気の影響を受けて利率が変動しますが、5年ごと利差配当付個人年金保険は保険会社の運用成果により利率が変動します。

「変額個人年金保険」との違い

もうひとつ積立利率変動型個人年金保険と似たイメージのある保険に、「変額個人年金保険」があります。内容は全く異なる保険ですが「変額」「変動」という言葉に似た印象を持つ人もいるのではないでしょうか。

変額個人年金とは保険料の運用を自分が選択した投資信託で行うタイプの保険です。運用収益があがれば老後の年金受取額も増えますし、景気に左右される商品のためインフレにも強いというメリットがあります。ただし、基本的に元本保証はなく、保険会社等に支払う手数料や、解約時の手数料など必要経費がかかるというデメリットもあります。

日本の景気に左右されるという点は積立利率変動型個人年金保険と同じですが、年金受取額が変わる変額個人年金保険と、積立利率だけが変わる積立利率変動型個人年金保険は全く別物と考えてください。

個人年金保険では運用方法の違いをチェック

中央銀行以外の金融機関の標準的な金利を元に利率が変動する積立利率変動型個人年金保険、保険会社の運用利益が予定よりも上回った場合に配当金が発生する「5年ごと利差配当付個人年金保険」、そして保険料の運用を自分で選択した投資信託で行う「変額個人年金保険」は、どれも日本の景気の影響を受けやすく、景気が良くなれば年金受取額も増えるという点では共通していますが、その運用方法はそれぞれ違っています。各内容を理解した上で、保険の選択を行ってください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする